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仕事と作業

職員に「これやっといて」というのは、どこの会計事務所でもよく見る光景です。

コピーとって、コレ送って
こういう「身体を使う」こと「作業」では、何も問題は起こりません。

ただ、
これ集計してね。とか
この文書をまとめておいて。
チラシをこんな感じで作って。

といった「頭」で何かしら考えなければならない物「仕事」については、必ず理由や意味を伝える必要があります。意味を教えないでもできる事は「作業」だけです。作業には意味はありません。宛名書きという「作業」なら、もくもくと宛名を書けばよいわけです。

「作業」と「仕事」はきちんと分けて考えなければなりません。

「作業」をずっとやらせれば作業自体のスキルは上がります。
でも「仕事」のスキルは上がりません。
「仕事」とは意味がわかって初めて身に付くスキルだからです。

たとえば新製品の案内を送るとしますと...

なぜ案内を送るのか、案内を送ることにより送付された人に、
どういう行動を取ってもらいたいのか。こういう「仕事」をやらせない
限り、作業が終わればそれで終わりです。

次の指示を待つ。ということになります。

仕事はいくつもの作業の集合体です。
仕事のスキルが上がらないと言うことは、作業と作業のつなぎ目がわかりません。
新しい発想もありません。改善もありません。

ですから、なぜその作業を行わなければならないのかがわからないので、
いちいち全てを何回も何回も伝える必要がでてきます。

社内の
「えーっ そういう意味じゃなかったのにぃ」
といった会話は、作業指示しかしないから来るわけです。

作業しか教えず、仕事を教えてこなかったにも関わらず「うちの職員はダメだ」と決めつけていませんか。作業と違って仕事を教えるのはすごく面倒なことはわかります。教えられる側、職員の頭のレベルにも問題があるかもしれません。

しかし、会計事務所内の「作業」を「仕事」へ進展させていかないといつまでたっても事務所は伸びませんし、先生の仕事も膨大なままです。いつまでたってもずっと平行線をたどる会計事務所の多くが、この作業と仕事の違いがわかっていないような気がいたします。

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