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会計事務所間競争の幻想

業界の新聞、雑誌などで、会計事務所は競争社会に入った、淘汰の時代に入ったと書いてあります。しかしそれは本当なのでしょうか。隣の会計事務所の顧問先が増えたら、先生は悔しいですか。そんなことはありませんよね。辞書によると競争とは「同じ目的に向かって勝ち負けや優劣をきそいあうこと」とあります。ビジネスの世界での競争では、相手の勝ちはこちらの負けに直結しています。しかし会計事務所場合、そこでまで緊迫しているわけではありません、会計事務所間の競争というのは、実は幻想なんです。

では会計事務所は何もしなくて良いのでしょうか。いいえ違います、むしろ逆です。何年か後には必ず競争社会に入ります。競争社会に突入する前にスタートすれば誰でも勝てるのです。他の会計事務所がまだ競争状態になっていない時に、こちらはすでに走り出しているわけですから、負けるはずがありません。会計事務所業界が競争社会なったと気がついた時には、すでにもう遅いわけです。ですから、今、会計事務所は顧問先を獲得するべきです。

過去に戻れたら...という話をよく聞きます。昔、これほどまでに貸しビデオが大きな市場になるとは誰も予測していませんでした。当時、貸しビデオ屋はある程度お金があれば誰でもできるような商売でした。そういったこともあり小さな貸しビデオ屋が雨後の竹の子のように乱立しました。ただほとんどの貸しビデオ屋は、まあまあ儲かっているからいいやということと特別な競争も無かったということもあり、商売を大きくしようとはしなかったわけです。しかしその後多くの企業が参入し、競争社会社会に突入しました。そして淘汰が始まったのです。そして最初から貸しビデオ屋をどんどん拡大していくという発想を持った会社だけが生き残ったわけです。カラオケ屋、風呂屋なども同じ道をたどりました。

会計事務所が顧問先をドンドン増やすのは、競争が始まっていない「今」しかありません。

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